フィリピン第三の都市となっているダバオ市は、フィリピン南部のミンダナオ島のさらに南部に位置するところにあります。ダバオ市には、国際空港と港があり、フィリピン南部の経済を担いながらも、フィリピンで最も高い標高のアポ山(2954m)や大自然が共存している場所です。
ダバオの気候は、一年を通して気温が高く、変化があまりありません。また、台風のイメージが強いフィリピンの中でも、ここダバオはほとんど台風の影響はありません。年間の気温は、20℃~35℃程度で、平均27℃ほどと、日本の初夏のような気候です。
また、1日中雨ということはあまりなく、降ってもスコールのような短時間の場合が多いです。
基本的に、日本での夏の格好と同じで問題ありませんが、ホテルやショッピングモールなどではエアコンがよく効いていることがあるため、羽織るものがあったほうがよいです。また、日差しが強いため、サングラスや帽子などの日焼け対策があると便利です。
さらに、高級レストランやナイトクラブの一部では、ドレスコードがあるため、タンクトップやショートパンツ、ビーチサンダルでは入店できない場合がありますので、ご注意ください。
時差は1時間です。日本が1時間早いため、日本が午後8時の場合、フィリピンは午後7時となります。
2016年より就任したドゥテルテ大統領が、長年市長として市政をとってきたダバオ市内はとても治安がよく、欧米の有名旅行紙の調査では、世界のもっとも安全な都市第4位にランクインしたことがあるほどに、安全です。ですが、やはり日本ではなく海外であることを忘れずに行動してください。
もし滞在中に何かあった場合は、
在ダバオ領事事務所へご連絡ください。
ダバオの名前の由来は、ダバオ川を表す3つの民族が呼んでいた異なる言葉から作られたと考えられています。その後スペイン人による征服とアメリカによる統治によって1900年以降、経済成長が進んでいきました。
また戦前に日本人がダバオの地でプランテーションの開拓に乗り出し、当時東南アジア最大の日本人街ができるほどに多くの人々が移住するようになりました。現在では多くの日系人がいます。
大半はローマ・カトリックで、次いでキリスト教、またフィリピンの中では比較的にイスラム教徒も多い場所です。
フィリピンの共用語の、英語もしくはタガログ語に加え、現地の言葉であるビサヤ語が広く使用されていますが、基本的にビジネスシーンでは英語が用いられ、レストランや町の商店でも英語で通じます。
ダバオの人は、明るく温厚で、外国人に対しても優しいです。その反面、時間やルールに少しルーズなところがあります。歴史的にも日本人との関わり合いが深いことから、中にはお店の人から「こんにちは~」と思わぬ日本語を聞くことができるかもしれません。
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