ダバオ市観光運営局（以下CTOO）は、2024年の観光客数が大幅に増加し、特にカダヤワン祭の期間中に最高記録を達成したと報告した。
CTOOのジェニファー・ロメロ局長代理によると、2024年8月の観光客数が最も多く、190,068人に達し、次いで12月が178,555人だった。
この増加の要因として、カダヤワン祭、アイアンマン競技会、その他のイベントが挙げられるという。 また、2023年の観光客数（120万人）と比較して、2024年は50％増加したことも強調。観光振興の取り組みがこの成長につながったと分析している。
過去最高の観光客数は2019年の250万人で、ロメロ氏は2025年にこの数字を超えることを目標にしている。特に新たな観光イベント「Duaw Davao（ドゥアウ・ダバオ）」の追加が期待されている。ダバオッチでは2024年に始まったこのイベントを特集しているので是非ご覧ください。
一方で、ダバオ市への海外観光客誘致には課題もあり、特に一部の国がミンダナオ地域に対する渡航勧告を発していることが影響している。しかし、日本が最近、ダバオ地域の渡航勧告レベルを「レベル2」から「レベル1」に引き下げたことは好材料だという。
さらに、国際線の便数が限られていることも課題の一つとして指摘された。 「Duaw Davao」の新設は観光客増加に貢献しており、市では今後も年間を通じて主要イベントを開催する予定だ。主なイベントとして、第1四半期の「Araw ng Dabaw」、第2四半期の「Duaw Davao」、第3四半期の「カダヤワン祭」、第4四半期の「Pasko Fiesta（パスコ・フィエスタ）」がある。今後ますますダバオの観光業が発展していくことが期待される。
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