フィリピン農業省ダバオ地方事務所(以下DA-Davao)は、ダバオ地方産パイナップルのサウジアラビア向け輸出を拡大したと発表し、農産物貿易が引き続き成長していることを強調した。
DA-Davaoは2026年6月6日、ダバオ市ティブンコ地区のユニフルッティ埠頭(Unifrutti Wharf)で、サウジアラビア向けパイナップルの出発式を開催した。出荷を行ったのは、アバンテ・アグリプロダクツ・フィリピンズ社(Avante Agri-Products Philippines Inc.)とメンシュ・フィラム・トレーディング社(Mensch Filam Trading)である。
今回の輸出量はパイナップル1,500箱で、同日にダバオ市を出港した。貨物はアラブ首長国連邦(UAE)のホール・ファッカーン港(Khorfakkan Port)に到着後、サウジアラビア市場へ輸送される予定だ。
DA-Davaoは、「今回の輸出は、地元産パイナップルの品質、安全性、競争力を示すとともに、地域の農家やアグリビジネス関係者に新たな市場機会をもたらすものだ」と説明した。
また、今回の輸出拡大はダバオ産パイナップルに対する国際需要の高まりを反映しており、フィリピン農産物輸出の継続的な成長を示しているとした。DA-Davaoはさらに、地元農産物の国際競争力向上に向け、市場開拓プログラムや官民連携の強化を引き続き進めていく方針を示した。
出発式には輸出業界や物流業界の関係者、政府機関の代表らが出席し、地域農産物の輸出促進を後押しした。
フィリピン統計庁(PSA)によると、パイナップルは現在もダバオ地方を代表する果樹作物の一つである。2024年の生産量は2万7,511.65メートルトンで、前年から0.4%増加した。
主な生産地はダバオ・デル・ノルテ州、ダバオ・デル・スル州、ダバオ・デ・オロ州で、地域の商業果樹産業を支えている。主要な輸出先は中国、日本、韓国で、このほかニュージーランドやスーダン向けにも輸出が行われている。






