【News】ダバオ市が新型コロナウィルス情報サイトをオープン、一元管理でよりわかりやすく

サラ・ドゥテルテ市長

2021年7月21日(水)、ダバオ市は市内の新型コロナウィルスに関係する情報をわかりやすく市民に共有するためのウェブサイト「One-Stop-Shop」を開設したと公表した。新型コロナウィルスワクチン接種予約がサイトを通じて可能となり、現在までの接種人数などもわかりやすく把握できる。

開設されたWEBサイトの特徴はサイトからワクチン接種の予約が可能になっていることで、ダバオ市が発行管理する新型コロナウィルス追跡システムDQRとも連携している。DQRはダバオ市民が外出する際に付帯することが求められており、ショッピングモールや飲食店などに入店する際もDQRがない場合は入店が拒否される。

また、新型コロナウィルス対策チームである省庁間タスクフォース(IATF)の最新情報やダバオ市が実施している失業者向けの救済プログラム「TRABAHO DABAWENYO」に関する情報や市内での旅行情報のアップデート等も掲載されており、同サイトにアクセスすれば、市内の新型コロナウィルスに関連する情報がまとめて網羅できるようになっている。

同サイトによると、2021年7月15日時点で新型コロナウィルスワクチンの接種を少なくとも1回目を終えた人は290,946人、2回目を終えた人は112,499人、1回目を終えた人の割合は対象者に対して20.69%、ワクチン接種が可能な場所は市内21か所とされている。

ダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長は、新しく開設された新型コロナウィルスに関連する情報サイトが市民の役に立ち、今まで繋がりにくく、わかりにくいと苦情が多かったホットラインの代わりとなって広く市民に共有されていくことを期待していると述べている。