【News】空軍機墜落事故で負傷した兵士数名がダバオ市に搬送される

フィリピン国旗

ミンダナオ島西端のサンボアンガ市で発生した空軍機墜落事故を受け、ダバオ市でも負傷者を受け入れる動きが始まった。7月7日、4名の負傷した兵士がダバオ市に搬送され、南フィリピン医療センターで治療を受けた。

今回搬送された兵士4名は、当初サンボアンガ市内の病院に搬送されたが、その後ダバオ市に搬送されたという。また、7月8日には皮膚移植手術を受けたものと考えられている。ただし、これ以上の詳しい情報は明らかになっていない。

また、7月9日には女性空軍看護師の遺体がダバオ市に搬送された。空軍機に家族も同乗してダバオ国際空港に到着すると、飛行機から遺体が降ろされるまで、遺族は亡くなった看護師の写真を抱きしめていたという。その後、遺体は通夜のため、ダバオ市の葬儀場に運ばれた。この看護師は、2015年にフィリピン空軍に入隊し、クラスで最も優秀な生徒であったという。また、ある報道によると、この看護師は直前に行かないと決めた看護師の代わりに、今回事故にあった空軍機に乗ったことが明らかになっている。

今回の事故を巡っては、サンボアンガ市の姉妹都市であるダバオ市は支援の手を差し伸べている。まず、南フィリピン医療センターの医師4名が治療の支援のため、既にサンボアンガ市に派遣されている。また、その際に医療用器具も持参している。