【News】コロナ禍を乗り越えるため、市内の飲食業が協力へ

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コロナ禍に入って1年が経とうとしている。この期間、最も影響を受けたビジネスは「飲食業」ではないだろうか。外出自粛や原料の高騰など、飲食業界を取り巻く状態は非常に厳しいものだ。この危機を乗り越えようと、ダバオ市の飲食店が力を合わせようとしている。

ダバオ市のレストラン団体は、規則を厳しく遵守し、新型コロナウイルス(Covid-19)の感染拡大を抑え、商売を続けられるようにすると明らかにした。2020年3月から始まったロックダウンで、人出は少なくなり、売上もなかなか上がらない状況が続いている。また、この苦境に原料費の高騰が追い打ちをかけている。

ダバオ市のレストランオーナーによる協会RestoDCは、「私たちのビジネスは、制限の度合いにかかっている」と語っている。また、「規制が緩まれば、たくさんの人々が街にあふれ、私たちのお店にも来てくれるかもしれない」とも語っている。そのため、同団体は、市内の感染を落ち着かせるため、市に協力することが今必要だと考えている。「常習的に違反を繰り返す人たちのせいで、商売にならない。であれば、私たちの、飲食業の力を結集して協力する。自主的に規制をおこなうのだ」と、同団体は述べた。

RestoDCは、省庁間タスクフォース(IATF)のガイドラインに則り、お客さんや納入業者、団体の仲間であるレストランオーナー、そして市民のモデルとなると述べた。そして、レストランは市の関係当局に全面的に協力するという。つまり、自らも厳しい規則を遵守し、違反者が出れば、該当の店舗はいかなる制裁も受けるということだ。

ダバオ市民の中にも、このように目に見える形で「協力」し、Covid-19の危機を乗り越えようと行動する人々が現れてきた。ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏も、市民に「協力して乗り越えよう」とメッセージを送ってきた。Covid-19の感染が落ち着き、レストランや食堂、屋台にお客さんが来る日を切に願いたい。