【News】ダバオ市の収入、コロナ禍でも当初の目標額を達成

サラ・ドゥテルテ市長

1月14日(木)、ダバオ市は2020年の収入が市内における新型コロナウィルス感染症の大流行にも関わらず、当初の目標額に到達したと公表した。市の広報課が伝えたところによると、地方税、サービス収入、ビジネス収入、経済事業、その他の収入及び内部収入から約103億ペソの収入があったことを明かした。

ダバオ市の収入は、2019年度に96億ペソであったが、20年度は19年度に比べおよそ7.29%増えたことになる。市では当初20年度の収入額目標を103億ペソに設定していたが、20年は上記の収入の他、政府からのバヤニハン助成金が約4.6億ペソ追加で支払われた。

また、20年度に市が政府から受け取った内国歳入割当金(IRA)は55億ペソで、こちらも19年度の49億ペソを上回っている。20年度収入の内訳を見てみると、地方税が37億ペソ、これは19年度の35億ペソを上回った。事業税は23億ペソで目標の20億ペソを上回ったが、19年度の28億ペソからは減収、これは新型コロナウィルス感染症の影響だと考えられる。

さらに固定資産税は7.3億ペソ、19年度の6億ペソから増収、資産譲渡税は2.5億ペソで19年度の2.2億ペソから増収、さらに事業所からのゴミ税が6,200万ペソ、市が運営するバスターミナルから2,300万ペソ、駐車料金収入が1,000万ペソ、その他のビジネス税が1,000万ペソ、医療や病院から7.7百万ペソ、その他に賃貸収入、図書館などからも雑収入があった。

ダバオ市では20年度の目標は達成することが出来たが、新型コロナウィルス感染症の影響で市内の隔離措置と都市封鎖が長引くようであれば、市の経済状況は一段と厳しさを増すとしている。特に20年度は民間企業や個人事業主らからの税収が落ち込んだこともあり、経済界からは一刻も早い制限の解除が望まれるところである。