【News】ダバオ市、長く続く雨で地すべりが連続して発生

道路

ダバオ市災害リスク軽減管理事務所(CDRRMO)は、地すべりの危険が高い「危険ゾーン(danger zone)」の住民に対し、警戒を呼びかけている。ここ最近の連続して降る雨によって、既に2日連続して地すべりが発生しているという。その背景には、気象の影響もあるようだ。

同所長のAlfredo Baloran氏によると、前述の2件の地すべりは最近発生したものだという。2021年1月9日、Marilog地区TamuganにあるPurok PangyanからPawuibato地区のバランガイMalabogにかけてつながる道路沿いで1件目の地すべりが発生した後、翌日2021年1月10日には、Catalunan GrandeのSitio TorilからTalomo地区のMatina Pangiにつながる道路沿いでも地すべりが発生した。尚、今回の地すべりで人命や建物等への被害は出ていない。

日本同様、ダバオの地すべりも雨が原因で発生する。特に雨季は降水量が多く、今年は2021年3月までラニーニャ現象が続くことでさらなる降水量の増加が懸念されている。

Baloran氏は、既に当該地域に住む住民に対し、地すべりに警戒するよう呼びかけている。危険ゾーンの対象となっている地域で異変があったという報告はまだ挙がっていないが、同氏は今後も継続的に監視していくと語っている。

ダバオ市役所は、積極的にFacebookページを活用して、市民に大雨の情報を提供している。自然に人は勝てない。だからこそ情報を事前に収集し、前もって行動できるようにしておきたい。