【News】ダバオ地方 2020年の失職者数、15,000人以上におよぶ

ダバオ

もうすぐ2020年が終わる。コロナ禍で世界は急に一変した。それは毎日ダバオッチで伝えているように、ダバオ地方でも同様だ。ダバオ労働雇用省(Department of Labor and Employment:以下Dole-Davao)は、2020年にダバオ地方内の失職者数は、15,000人以上にのぼることを明らかにした。そして、失職者に対する支援も多く行き届いたことも伝えた。

DOLE-Davao長官のオフェリア・ドミンゴ氏は、ほとんどの事業所で従業員のリストラや廃業を余儀なくされたと語った。新型コロナウイルス(Covid-19)感染拡大対策のため、外出禁止令が出された影響が大きい。

12月20日時点の情報によると、ダバオ地方では、今年1年で879の事業所の15,285人が職を失った。そのうち13,464人は事業所の規模縮小によって、1,821人は事業所の閉鎖によって職を失ったという。またDole-Davaoは、運営・サービス支援業、卸売および小売業、バイクや車の整備業、宿泊・飲食業が特に深刻な影響を受けたと語った。

またドミンゴ氏は、失業者に対し3つの経済的支援をおこなっていると語った。それぞれ対象となる人や、支援内容が異なってくる。また同氏は、すでに3つのプログラムを合わせて約8万人が支援を受け取っていることも明らかにした。

今年は本当に大変な年だった。来年は少しでも状況が好転することを願うばかりだ。