【News】ダバオ市警察署、FMパスの不正売買に注意するよう喚起

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ダバオ市警察署(DCPO)は、食料品・医薬品パス(FMパス)を売買する人物に気をつけるよう市民に呼びかけた。FMパスを購入するのは危険であり、パスを配れるのはバランガイのリーダーだけとのことだ。ここでは、不正売買の実態などについてお伝えしていきたい。

ダバオ市警察署長のローズ・アグイラル氏は、FMパスを不正に製造し、パスを紛失したり、破れてしまったりした人にそのパスを売買している人物がいると明らかにした。また、複数の市民からは、不正売買をしている人物は、予備のFMパスを売っているという情報が流れている。

またアグイラル氏は、FMパスの売買が見つかり、このことが証明されると処罰されると語った。違反者は、2年以上6年以下の懲役刑、および罰金5,000ペソ以上が課せられることになる。

ダバオ市長のサラ・ドゥテルテ=カルピオ氏は、既に複数のFMパスの不正売買に関わった人物を逮捕していることを明らかにした。さらにサラ市長は、FMパスは従来の紙製のものではなく、厚いカードになっていることを付け加えた。また、FMパスを紛失した場合、居住しているバランガイに証明書を要求でき、市役所にもまだFMパスの予備があることにも言及した。

以前にも、QRコードの取得が呼びかけられた際、フィッシング詐欺をはたらく人物に気をつけるよう注意喚起があったことは記憶に新しい。人々が混乱しているとき、悪事に手を染めてしまう人はどこにでもいるのだろう。そのような人たちに騙されぬよう、FMパスを紛失してしまった場合には適切な対応を心がけたい。