【News】特別支援が必要な子どもたちの施設完成が延引、新型コロナウイルスが影響か

HOJ

2021年までの開設を予定していた、ダバオ市児童生徒特別支援インタベーションセンターの完成が、新型コロナウイルスの影響で遅れる可能性が出てきた。同施設は今年2月の第19回市議会にて可決されたもので、ダバオ市の特別支援が必要な子どもたちのために建設される。同施設は、無料のインタベーションや特別支援教育の提供を行う。

市議会議員のプリンシピ・カストロデス氏によると、新型コロナウイルスの影響で完成が遅れることが予想されるが、予算である約9,000万円は確保されているという。また、施設はピープルズ・パーク(People’s Park)の裏に建設される予定であり、既に特別支援が必要な子どもたちが安全に過ごすことができる施設を確保できるデザインが仕上がっているとも述べている。施設の完成後は、知的障害、発達障害、言語障害、自閉症スペクトラム障害、肢体不自由、その他の神経障害の子どもたちの支援を行っていく計画である。

同氏は、新型コロナウイルスを理由に、特別支援が必要な子どもたちへの教育や支援が止まってしまってはいけないとも強調した。市の政策や大統領令などでも、特別支援教育の必要性を語っているためである。同施設の完成によって、より多くの人に特別支援教育が行き渡って欲しいと考える。