【特集】今、ダバオで話題の物々交換をしてみた結果<前半>

皆さん、こんにちは。ダバオッチ編集部です。新型コロナウィルス感染拡大の影響で、ダバオも都市封鎖されて3ヶ月が経ちました。いやー流石に長い。スーパーマーケットなどは封鎖中も営業をしていたので生活への不便さはあまり感じなかったですが、ダバオの経済状況は一転、生活に必要な一部の業種以外は、店舗、オフィスともに閉鎖という状況でした。しかしながら、6月になり徐々に経済活動は再開され、今週からはレストランでも収容能力の30%という条件付きながら、店内飲食も可能になってます。

店内飲食が可能となったショッピングモール

ただ、長引く都市封鎖の影響で、ダバオのシンボル的な存在であるマルコポーロホテルダバオが倒産したり、ダバオ地方の失業者数は351,000人、失業率17.9%を記録したり、1万件を超える中小零細企業の倒産や営業停止なんて言う報道がされたり、経済状況はかなり深刻でコロナ以前の状態に戻るのはまだ当分先のことになりそうです。

マルコポーロホテルダバオ
マルコポーロホテルダバオ

失業者が大量に発生しているということは、それだけ収入を得る手立てを失った人たちが多くいて、お金が手元にないから、生活に必要な食料品や必需品を購入することが難しい、そんな状況を如実に反映し、ダバオで今流行りだしているのが、「バーターエクスチェンジ」、つまり物々交換なんです!物々交換であれば、手元にあるものと欲しい、必要としているものを交換することができ、現金を支払うこともありません。なんか、フィリピンらしい素敵な発想ですね。

そんな「バーターエクスチェンジ」は実際どういうものなのか、モノは試しということで編集部でさっそくトライしてみました。