【News】ダバオ市では125名の新型コロナウィルス感染者を確認、中国人ビジネスマンはチャーター便を手配、市の搬送プログラムに貢献

空港

フィリピン保健省ダバオ支部によると、5月4日現在、新型コロナウィルスに感染したダバオ市内の患者は125名であることが発表された。うち19名が死亡し、68名は既に回復したという。

ダバオ市では4月4日から26日まで強化されたコミュニティ防疫施策を導入していたが、その措置を5月15日まで延長し、より一層厳しい都市封鎖施策を取っている。 しかしながら、集団感染が疑われるケースも発生し、市内複数のバランガイ(行政の最小単位)でロックダウン(封鎖)という事態を招いている。

市では現在、コミュニティ防疫期間中に故郷に帰省できず、足止めを食らっている、あるいはダバオの大学に通学、仕事で滞在している等、ミンダナオ島出身のダバオの住人に対して、彼らを故郷へ搬送する試みを行っているが、サラ・ドゥテルテ市長は、新たにルソン島に取り残された人の搬送プログラムにおいて、およそ550名が帰省することになり、その航空便チャーター等で3.8百万ペソを費やすことになると述べた。

これら3.8百万ペソのうち、1.4百万ペソは5月4日にクラークから150名を搬送した航空便で、2.4百万ペソは5月6日にマニラから400名を搬送する航空便チャーターコストということであるが、5月4日の航空便費用の1.4百万ペソはダバオで活動するの中国人ビジネスマンが全ての費用を負担したということである。

帰省した人々は、新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点から、市主導で実施されている14日間の隔離措置を受けなくてはならない。