【News】ダバオ市では124名の新型コロナウィルス感染者を確認、封鎖で足止めされてる住民に対して搬送プログラムを開始

バス

フィリピン保健省ダバオ支部によると、5月2日現在、新型コロナウィルスに感染したダバオ市内の患者は124名であることが発表された。うち19名が死亡し、65名は既に回復したという。

ダバオ市では4月4日から26日まで強化されたコミュニティ防疫施策を導入していたが、その措置を5月15日まで延長し、より一層厳しい都市封鎖施策を取っている。 しかしながら、集団感染が疑われるケースも発生し、市内複数のバランガイ(行政の最小単位)でロックダウン(封鎖)という事態を招いている。

その厳しい都市封鎖中のダバオ市では、コミュニティ防疫期間中に故郷に帰省できず、足止めを食らっている、あるいはダバオの大学に通学、仕事で滞在している等、ミンダナオ島出身のダバオの住人に対して、彼らを故郷へ搬送する試みを行っている。市によれば、既に100名以上の希望者を搬送したということだ。

該当者は一度市外に出た後も、ダバオ市に再入境することも可能であるが、新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点から、市主導で実施されている14日間の隔離措置を受けなくてはならない。長引く都市封鎖で学校や仕事の再開見込みが立たない中、一度故郷へ戻る希望者は今後も増加していくことが予想される。