【News】ミンダナオ島内の一般コミュニティ防疫への切り替えでCovid-19患者の増加に危機感

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5月1日から、ダバオ市を除くすべてのミンダナオ島の地域が、現在実施されている「強化されたコミュニティ防疫」から「一般コミュニティ防疫」へと自動的に引き下げられることが発表された。ダバオ市については、ミンダナオ島で唯一「強化されたコミュニティ防疫」の延長を行った地方自治体となる。

これを受けてダバオ市長のドゥテルテ=カルピオ市は、ダバオ市以外の地域では従来通りではないものの、公共交通機関が再開し、一部の労働者達が業務を再開できるようになるため、新型コロナウイルス(以下、Covid-19)の感染拡大の新たな波が期待されると危惧する。

ダバオ市内では、現在唯一のCovid-19対応病院である南フィリピン医療センター(以下、SPMC)のキャパシティが心配されており、サラ市長は、すでに市内の3つの私立病院とCovid-19患者の受け入れ交渉を行っていると明らかにしている。しかしこれらの病院名は明かされておらず、これらの病院が対応を拒否する可能性も考慮し、その他の選択肢も模索している。これらの病院がCovid-19患者の受け入れを承諾した場合には、SPMCがキャパシティを越えた場合に病院Aを、そして病院Aもキャパシティを越えた場合は病院Bを、という方法をとる予定だ。

4月28日の時点では、まだSPMCでの受け入れが可能となっているが、切迫した状況に変わりはなく、一刻も早い患者の受け入れ先の確保が求められている。

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