【News】ダバオ地域、デング熱の発症例が前年比26%増加

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保健省(Department of Health 以下:DOH)ダバオのデング熱予防プログラム担当のAntonietta Ebol氏は、2019年の1年間、ダバオ市がデング熱による死亡者数がダバオ全域の中で最も多く、前年を大きく上回ったと発表した。

DOHダバオは2019年の1年間で、ダバオ市の4,257件など、ダバオ地方全域で合計8,125件のデング熱の症例を記録した。2018年は合計6,497件であったことから、 2019年は、2018年と比べて、26%増加したことになる。

デング熱による死亡者数はダバオ市の25人で最も多く、続いてダバオ・デル・ノルテでは7人、ダバオ・デル・スルは4人、ダバオ・オリエンタル3人、ダバオ・デ・オロとダバオ・オクシデンタルはそれぞれ2人の死者を記録した。

DOHダバオは、ダバオ市内のデング熱の症例が多く報告された4つの地区を挙げた。該当する4つの地区での症例数はBuhangin地区で626件、Talomo North地区で510件、Talomo Central地区で463件、Agdao地区で441件だったという。

Ebol氏は、デング熱を発症した患者の多くは高校生であったとも報告している。新型コロナウイルス(Covid-19)の情報があふれているがデング熱などの病気もなくなっておらず、引き続き注意が必要だ。

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