【News】ダバオ市で18万人の子どもに対し、ポリオの予防接種が実施される

子供たち

ダバオ市で、約18万人の子どもを対象とした、ポリオの予防接種プログラムが実施される。ダバオ市ではポリオの感染は確認されていないが、ダバオ川からはポリオウイルスが検出されており、早急な対策が叫ばれていた。

ダバオ市保健局のJosephine Villafuerte氏によると、予防接種プログラムは、ボランティアの協力のもと、ショッピングモール、協会、住宅、マーケットなど、ダバオ市のあらゆる場所で実施されるという。

また市内で行われた予防接種プログラムのオリエンテーションでは、バランガイ(最小行政区)の区長や、フィリピン小児学会、ダバオ市の各病院の関係者などが、予防接種への積極的な支援を約束し、それぞれの立場から意見を述べた。

ダバオ市議会の健康委員会は、今回の予防接種プログラムの規模の大きさを考慮し、市の物流・交通機関との連携、ガソリンの供給システムの整備など、様々な支援策を用意しているという。

予防接種プログラムは全3回を予定しており、10月中旬に第1回がはじまるが、95%以上の接種率が達成されない場合には、4回目以降も継続して予防接種が実施されるという。