【News】 ダバオ市政、断層調査活動を実施

ダバオ市役所 人々

ダバオ市災害リスク軽減管理局のアルフレド・バルラン局長は、市民の安全のために、断層線の正確な位置を特定する「ウォーク・ザ・フォルト」活動の実施について言及した。この活動は、フィリピン科学技術省のフィリピン火山学・地震学研究所およびダバオ市民防衛局との協力の下、実施される。

これらの機関はこれまでに、五分割の中央ダバオ断層系に沿って位置し、災害の危険にさらされている60のバランガイを特定している。5つの断層系には、タムガン断層、ラクソン断層、ダクーダオ断層、パンヤンビアオ断層、ニューカルメン断層などがあり、いずれもM6以上の地震を引き起こす起こす可能性があり、これらの断層は第3地区に位置する。

バルラン氏は、フィリピン科学技術省からのダバオ市ダウンタウン地域における断層線の可能性の提起を受け、未発見の可能性がある断層線についてダバオ市の第1地区と第2地区の調査をすると述べた。また、「ウォーク・ザ・フォルト」活動の支援にあたり、マニラから専門家を派遣する用意がある、とも発表されている。

ダバオ市は近年、ミンダナオでの事業拡大に強い関心を持っている外国人投資家との接触が急増しており、特に新たな建造物の増加が見込まれる第1地区と第2地区では、これらの未発見の断層線が早期特定されることが急務となっている。