【News】WWFフィリピン、環境プロジェクトのパイロット地域にダバオ市を指名

サマル島

世界野生生物基金フィリピン(World Wildlife Fund PhilippinesWWF)のCzarina Constantino氏は今回、同機関が掲げる環境プロジェクト「No Plastic in Nature Initiave」(以下NPNI)のパイロット地域としてダバオ市が指名されたことを発表。本プロジェクトは2030年までに環境破壊の一因とされるプラスチックの使用廃止を目指している。

Constantino氏は、現地の条例やプロジェクトを通じて持続可能な環境作りに努めるダバオ市の取り組みを挙げ、NPNIの実施を改善するため、市政府と協力し企業と提携を結びたいと述べた。

最近の調査データでは、フィリピンは海洋ごみ排出ランキングにおいて3位にランクインしており、環境汚染に酷く貢献してしまっている。この事態に対処するため、国に対してプラスチック廃棄物、本問題への対策、プラスチック汚染根絶の責任を課す、法的拘束力を持つ合意を推し進めていると同氏は説明した。

本プロジェクトはダバオ市のSM Lanang Premierともパートナーシップを結んでおり、使い捨てストローの削減、最終的には廃止する初のショッピングモールになると期待されている。