【News】ダバオ市、新年のお祝いとしてラッパ祭りを計画!

ダバオ市役所 人々

ダバオ市政府は今月、現地の石油会社であるフェニックス・ペトロリアム(Phoenix Petroleum)と協力して「Torotot Fest(ラッパ祭り)」を開く予定だ。 本祭りは数年前まで行われていた爆竹を使ったお祝いに代わって、上記玩具を使って”負傷者のない”祝祭を目指している。

”Torotot”とは厚紙やプラスチックなどで作られた玩具のラッパであり、新年の祝い道具として古くから愛用されているそうだ。

ダバオ市では2002年に制定された市条例により、爆竹といった花火を市内で使用することが禁止されている。これは爆竹による負傷者が後を絶たなかったため、当時の市長であったドゥテルテ大統領が事態の解決として立法したのだ。

以来、ダバオ市では車のクラクションや大音量の音楽、玩具のラッパを吹き鳴らすなど、別の方法を用いて新年を祝うようになっている。そしてこの結果、
ダバオ市における爆竹の負傷者はゼロとなった。

花火と爆竹は新年を祝う伝統的な方法としてフィリピン各地で行われている。しかしそれらのせいで火災や負傷者、最悪の場合は死者まで出るケースもある。他の都市もダバオ市のように安全な新年を迎えて欲しいものだ。